WOL(Wake On Lan)で出先から自宅PCを起動 その1

たまに、出先でファイルだったりソフトだったり自宅PCの環境が必要になることがある。

今までは、常時起動しておいてリモート接続(teamViewer)で利用していた。

ただ、常時起動はなんかやだな(電気代+夏場の発熱)という気になってきて、Wake On Lanでのリモート起動をできるようにした。

ルータ再起動でグローバルIPが変更されてしまい、IP既知の時しか起動できないという課題は残っているが、

現状の構成・設定を以下に残しておく。

 

1.ネットワーク構成

ネットワーク構成は図のようになった。

Wimaxルータ

 既存のネットワーク環境。特に設定なし。グローバルIPが変更されるという課題がある。

WOL用ルータ

 今回のために購入。WOLをするのに必要。amazonで4000円くらいだった。

日本電気 AtermWG300HP PA-WG300HP

③起動するPC(windows8)

 マザーボードWOLに対応している必要がある。最近はほぼ対応しているらしいが、行う場合は事前に調べることが必要。

f:id:Tug-uca:20140711225340p:plain

 

 

 2.詳細

Wimaxルータ

 今回は特に設定の必要なし。ただしIPに関して注意が必要。

・起動のたびにグローバルIPが変更されてしまう。

niftyグローバルIPであることを保証してなさそう。

2つ目について、niftyの提供するIPがグローバルIPなのプライベートIPなのかの記載がどこを探してもなかった。UQ wimaxなどは2013年6月の段階でプライベートIPへの順次移行を発表している。(http://www.uqwimax.jp/service/information/201305071.html)すぐに変わってしまうということはないかもしれないが、懸念事項としておかなければならなそう。

 

WOL用ルータ

 設定のポイントは2つ

・ブリッジモードにする。 

 WG300HPにはルータ機能を停止したブリッジモードが存在する。このモードにしないと、ルータがグローバルIPを取得できない。やり方は以下の公式マニュアル。

http://www.aterm.jp/function/wg300hp/guide/wireless/list/m01_m60.html

WOLを行う設定。これはマニュアル通りでできた。

http://www.aterm.jp/function/wg300hp/guide/high/wol/m04_t.html

起動するPC(windows8)

 ここまで上手く設定ができているとWOLを行うと、ルータからmagic packetというものが送られる。これをPC側で認識し起動しなければならない。

windowsの設定

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0602/25/news014.html

biosの設定

 今回のPCでは

  1. [ディープ パワーオフ モード] に移動し、[入力] を押して [無効] に設定。
  2. [LANポートで電源オン] に移動し、[入力] を押して [有効] に設定。

この2つで設定ができた。

 

3.残っている課題

 Wimaxルータの時に挙げた、「起動のたびグローバルIPが変更」「グローバルIPがプライベートIPになる可能性」がある。

 「起動のたびグローバルIPが変更」について、有償のDDNSを利用すれば間違いなくできそう。ただこれ以上コストをかけるつもりはないので、・フリーのDDNSを利用、・自動検知+メール通知のスクリプトを組む、のどちらかで対応しようと思う。

 グローバルIPがプライベートIPになる可能性については、まだどうなるかが全く分からないので起こってから考える。そのころには別のネット環境にしたくなっているはず。